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裁判員裁判から重大犯罪の除外を

デンマークで最も著名な監督、ラース・フォン・トリアーの代表作に、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』という映画があります。

 

おそらく日本なら制限行為能力者に認定されるか、アルペルガーか軽度の統合失調症かといったシングルマザーが、ヒロインです。

 

彼女は懸命に貯めた息子の手術費用を盗まれ、それを取り戻そうとして窃盗者(よき隣人であった警察官)ともみ合い、銃の暴発で死なしてしまいます。

状況を話せば、裁判で情状酌量があるのは確実です。

 

しかし、窃盗者との約束を愚直に守り、彼の窃盗行為を秘密にした結果、彼女に死刑判決が下ります。

裁判で抗弁もせず、彼女は絞首刑に処せられます。

 

 

これとよく似た状況が、裁判員制度のもと、日本でおこっているのではないか?と思わせる判決がありました。

 

鳥取連続不審死事件 - Wikipedia

 ”裁判では目撃証言などの直接証拠が存在せず、間接証拠の積み重ねでの判断に注目が集まった”

 

鳥取連続不審死 上田美由紀被告「犯人でないなら理由を話したら」にも黙秘 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

 

被告は一貫して黙秘しており、それを理由に実行犯と断じられました。"疑わしきは被告人の利益に" の原則に、まったく反しています。

 

心にとめておきたい4つのこと | 裁判員制度 | 日本弁護士連合会

 

裁判員裁判は始まって日が浅いにも関わらず、複雑な連続殺人事件まで扱っています。

元々、大半の市民が裁判と無縁の日本社会で、裁判員制度を導入するには、もっと慎重になるべきでしょう。

 

裁判員裁判から重大事件を除外し、これまで裁判員制度で下された判決は、すべて再検証すべきと考えます。